《ALBUM OF THE WEEK》 GRIZZLY BEAR - SHIELDS



<<ALBUM OF THE WEEK>> 2012 week 37

GRIZZLY BEAR - SHIELDS (国内CD / 輸入CD / 輸入LP)

これはALBUM OF THE WEEKどころかALBUM OF THE YEARどころか、ALBUM OF THE DECADEやALBUM OF THE CENTURYかもしれない!

前作「VECKATIMEST」が最高傑作と絶賛されましたが、GRIZZLY BEARの4枚目となる今作「SHIELDS」ではそれをさらに上回るとんでもない仕上がりとなりました。

2012年の今このとき、音楽を聞いていてよかったと心から思える本当に素晴らしい傑作です。
ロック史に残るであろう名盤が生まれ出た瞬間に立ち会えた喜びを皆で分かち合いたくなるほどの感動的作品!



GRIZZLY BEARは、2000年代初頭にヴォーカルのEd Drosteのソロプロジェクト的にブルックリンをベースにして活動をスタート。
実際に2004年リリースのデビューアルバム「Horn Of Plenty」は、Edのホーム・レコーディングを元にほぼ一人で作られた作品でした。

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決して派手さはない作品でしたが、当時からすでにそのソングライティング力で各誌でしっかりと評価され、
その後にはボーナスディスクとしてREMIXアルバムを付けた2枚組として「Horn Of Plenty」が再リリースされ、DNTEL、FINAL FANTASYなど、インディーシーンでの意外な人脈も見せることとなりました。

デビュー作の後にはすぐ、それまで彼のライヴをサポートしていたChris TaylorとChris Bear、そしてDaniel Rossenも加わり、現在のメンバーに。

 

そして2006年の「YELLOW HOUSE」、2009年の「VECKATIMEST」と、2〜3年おきのコンスタントなリリースで着実に力をつけ、この時期にはRADIOHEADのJohnny Greenwoodの熱烈なラヴコールでRADIOHEADのツアーの前座にも抜擢され、GRIZZLY BEARが名実ともに成長した時期でした。

この前座抜擢の件は、GRIZZLY BEAR側も「RADIOHEADとは前から勝手に親近感を持っていたから夢のようだ!」と相思相愛のことだったそうです。

そして迎えた3年ぶりの新作である本作「SHIELDS」。

先行で公開され絶賛されたSleeping Ute’と‘Yet Again を含む1曲めから4曲めまでの息をのむほどにシリアスでドラマチックな展開は、本当に倒れそうになるほどの完成度です…!

スパニッシュ・ギターとエレクトロニカを掛け合わせたようなエモーショナルなサウンドにDaniel Rossenが切なく歌い上げるオープニング・トラック‘Sleeping Ute’、疾走するフォークロックにメランコリックなメロディーとコーラスで本作をさらに盛り上げる‘Speak In Rounds’、この2曲での狂おしいほどのドラマと緊張感を一瞬だけ和らげるような実験的トラック‘Adelma’をはさみ、素晴らしいメロディーとコーラスワークでバンドを代表することになるであろう名曲‘Yet Again’まで、本作の前半は完璧に進んでいきます。



オリエンタルなサイケ・フォークの5曲め‘The Hunt’でようやくその緊張感は心地よく解きほぐされ、本作ではじめて軽快でポジティブなメロディーを持つ‘A Simple Answer’で幸福感があふれ出します。

Chris Bearのジャジーで繊細なドラミングが光るシカゴ的なポスト・ロック・サウンドの‘What's Wrong’、これまでのGRIZZY BEARらしいシンプルで革新的なフォーク・トラックの‘Gun-Shy’、BON IVERのように優しく荘厳な‘Half Gate’、再びダイナミックに感動が渦巻く‘Sun In Your Eyes’まで、本当に一音たりとも気を抜かない作品になっています。

胸がしめつけられるほどにドラマチックにたたみかける前半に対し、後半がリラックスした雰囲気なのも、アルバム全体を通して絶妙なバランスになっています。

Ed Drosteの天才的なソングライティング、Edと双頭体制となるDaniel Rossenの大きな飛躍、他のバンドのプロデュースも手掛けGRIZZLY BEARを陰でまとめあげるChris Taylor、ジャズで鍛えた繊細でテクニカルなドラミングでサウンドに拡がりを与えるChris Bear。
4人の力が組み合わさって、真の円熟を迎えた作品です。

彼らが演奏しているまわりで流れる空気や風の音までも聞こえてくるような、リアリティにも溢れています。

USインディー・ロックに絶対的な希望をもたらす、本当に歴史的な傑作です!



先日はUSでの人気TV番組、“LATE NIGHT WITH JIMMY FALLON”にも出演し、‘Sleeping Ute’を演奏!


(営業部ロック担当 岩渕)

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