《disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart》 2/2~2/8

disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart

 

集計期間: 2015/2/2~2015/2/8

1. SULLIVANS / SOMEWHERE SONGS 〈New!〉
2. KITTY, DAISY & LEWIS / KITTY, DAISY & LEWIS THETHIRD
3. BELLE & SEBASTIAN / GIRLS IN PEACETIME WANT TO DANCE
4. SLEATER-KINNEY / NO CITIES TO LOVE
5. LIAISONS DANGEREUSES / LIAISONS DANGEREUSES
6. PRIMITIVES / GALORE : DELUXE EDITION (2CD)
7. DINOSAUR JR. / BUG LIVE (LP) 〈New!〉
8. JIM O'ROURKE - ALL KINDS OF PEOPLE -LOVE BURT BACHARACH-
9. TY SEGALL BAND / LIVE IN SAN FRANCISCO 〈New!〉
10. THOM YORKE / TOMORROW'S MODERN BOXES (LP)
11. PIXIES / DOOLITTLE 25
12. CROSSBEAT / BELLE AND SEBASTIAN & SCOTTISH POP (BOOK)
13. JELLYFISH / SPLIT MILK (2CD DELUXE)
14. KITTY, DAISY & LEWIS / BABY BYE BYE (7")
15. MARTIN HANNETT & STEVE HOPKINS / INVISIBLE GIRLS
16. JOY DIVISION / LOVE WILL TEAR US APART (7")
17. POP GROUP / 紙ジャケCD 2タイトルまとめ買いセット【特典:復刻帯『ウィー・アー・タイム』】
18. SWANS / FILTH (LP)〈New!〉
19. MARILYN MANSON / PALE EMPEROR 〈New!〉
20. CHARLATANS / MODERN NATURE 〈New!〉
 
〈New!〉…先週入荷!

《disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart》 1/26~2/1

disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart



集計期間: 2015/1/26~2015/2/1

1. BELLE & SEBASTIAN / GIRLS IN PEACETIME WANT TO DANCE
2. KITTY, DAISY & LEWIS / KITTY, DAISY & LEWIS THE THIRD
3. SLEATER-KINNEY / NO CITIES TO LOVE
4. LIAISONS DANGEREUSES / LIAISONS DANGEREUSES
5. JIM O'ROURKE / ALL KINDS OF PEOPLE -LOVE BURT BACHARACH-
6. CROSSBEAT / BELLE AND SEBASTIAN & SCOTTISH POP (BOOK)
7. JELLYFISH / SPLIT MILK (2CD DELUXE) 〈New!〉
8. JELLYFISH / BELLYBUTTON (2CD DELUXE) 〈New!〉
9. DEVO / ORPHEUM THEATER 17TH JULY 1980 〈New!〉
10. PANDA BEAR / PANDA BEAR MEETS THE GRIM REAPER
11. KITTY, DAISY & LEWIS / BABY BYE BYE (7")
12. RUMER / INTO COLOUR
13. THOM YORKE / TOMORROW'S MODERN BOXES (LP)
14. PERFECT PUSSY / I HAVE LOST ALL DESIRE FOR FEELING
15. MARTIN HANNETT & STEVE HOPKINS / INVISIBLE GIRLS
16. NATALIE PRASS / NATALIE PRAS
17. TRENT REZNOR / ATTICUS ROSS / GONE GIRL (ORIGINAL SOUNDTRACK) (2CD)
18. JOY DIVISION / LOVE WILL TEAR US APART (7")
19. SWERVEDRIVER / SETTING SUN (7")
20. POP GROUP / 紙ジャケCD 2タイトルまとめ買いセット【特典:復刻帯『ウィー・アー・タイム』】

〈New!〉…先週入荷!

《disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart》 1/19~1/25

disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart



集計期間: 2015/1/19~2015/1/25

1. KITTY, DAISY & LEWIS / KITTY, DAISY & LEWIS THETHIRD 〈New!〉
2. SLEATER-KINNEY / NO CITIES TO LOVE
3. BELLE & SEBASTIAN / GIRLS IN PEACETIME WANT TO DANCE
4. JIM O'ROURKE / ALL KINDS OF PEOPLE -LOVE BURT BACHARACH-〈New!〉
5. CROSSBEAT / BELLE AND SEBASTIAN & SCOTTISH POP (BOOK) 〈New!〉
6. PANDA BEAR / PANDA BEAR MEETS THE GRIM REAPER
7. LIAISONS DANGEREUSES / LIAISONS DANGEREUSES
8. RUMER / INTO COLOUR
9. LA HONDA / I SEE STARS (LP)〈New!〉
10.  KITTY, DAISY & LEWIS / BABY BYE BYE (7")
11.  THOM YORKE / TOMORROW'S MODERN BOXES (LP)
12.  JOY DIVISION / LOVE WILL TEAR US APART (7")
13.  PRIMITIVES / GALORE : DELUXE EDITION (2CD)〈New!〉
14.  VISAGE / ORCHESTRAL〈New!〉
15.  SWERVEDRIVER / SETTING SUN (7")
16.  MAC DEMARCO / DEMOS VOLUME 1〈New!〉
17.  JAM - SETTING SONS
18.  YO LA TENGO / EXTRA PAINFUL
19.  V.A. (STUART MURDOCH / BELLE & SEBASTIAN) / GOD HELP THE GIRL (ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK)
20.  POP GROUP / 紙ジャケCD 2タイトルまとめ買いセット【特典:復刻帯『ウィー・アー・タイム』】 

〈New!〉…先週入荷!

《disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart》 1/12~1/18

disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart



集計期間: 2015/1/12~2015/1/18

1. BELLE & SEBASTIAN / GIRLS IN PEACETIME WANT TO DANCE 〈New!〉
2. SLEATER-KINNEY / NO CITIES TO LOVE 〈New!〉
3. PANDA BEAR / PANDA BEAR MEETS THE GRIM REAPER 〈New!〉
4. THOM YORKE / TOMORROW'S MODERN BOXES (LP)
5. LIAISONS DANGEREUSES / LIAISONS DANGEREUSES
6. KITTY, DAISY & LEWIS / BABY BYE BYE (7")
7. JOY DIVISION / LOVE WILL TEAR US APART (7")
8. MAC DEMARCO / 2 DEMOS (LP)
9. RUMER / INTO COLOUR
10.  V.A. / MASTER MIX: REDHOT+ARTHUR RUSSEL BUNDLE (LP+CAP)
11.  DEATH CAB FOR CUTIE / PHOTO ALBUM (LP) (再入荷)
12.  MASSIVE ATTACK / MEZZANINE (2LP)
13.  BLACK CILLAS / STEP OUTSIDE LOVE
14.  SOMETIMES SARTRE / SONGS TO HUM IN DAYS TO COME : A SOMETIMES SARTRE RETROSPECTIVE 1985-1989
15.  CROSSBEAT / CROSSBEAT YEARBOOK 2014  (BOOK)
16.  PIXIES / DOOLITTLE 25
17.  YO LA TENGO / EXTRA PAINFUL
18.  KORALLREVEN / SECOND COMIN'
19.  TY SEGALL / SINGLES 2
20.  ARTHUR RUSSELL / 4タイトルまとめ買いセット(ディスクユニオン限定特典:マグカップ)

〈New!〉…先週入荷!

【PRE-ORDER】KITTY, DAISY & LEWIS:元ザ・クラッシュのミック・ジョーンズ全面プロデュース!「本物」を追求するKDL節に磨きをかけ、4年ぶりとなる最新作が遂に完成!オリジナル・コーム特典有!



KITTY, DAISY & LEWIS / KITTY, DAISY & LEWIS THE THIRD
国内盤CD:2015年01月20日 / 輸入盤CD/LP/7×10" 1月下旬入荷予定

生粋の音楽一家に生まれた兄弟バンド!
元ザ・クラッシュのミック・ジョーンズ全面プロデュースで4年ぶりとなる最新作が遂に完成!

緊急決定!!Mac DeMarcoスペシャルミニライヴ!

 

緊急ニューーース!!

来日公演目前の愛すべきカナダのシンガーソングライター、Mac DeMarcoのスペシャルミニライブが決定しました!!!
ディスクユニオンのイベントスペース、dues新宿にてなんと入場フリー!
ぜひぜひお越しくださいー!!


日程:1/13(火)
時間:OPEN 19:00 / START 19:30
料金 : 入場無料 (※入場時ワンドリンクご注文いただきます)
出演:Mac DeMarco

※ご来場多数の場合は入場を制限させていただく場合がございますがご了承ください。

場所:dues 新宿
〒160-0022 新宿区新宿3-28-4 新宿三峰ビル4F
tel 03-6380-6141
アクセス

【PRE-ORDER】SLEATER-KINNEY、10年振りの新作をリリース!ディスクユニオン限定SLEATER-KINNEY Tシャツ付セット有!!!



SLEATER-KINNEY / NO CITIES TO LOVE (トラフィック) / 2015年01月14日

スリーター・キニーが2005年の『ザ・ウッズ』以来、10年ぶりのニュー・アルバムのリリースを発表!
タイトルは『ノー・シティーズ・トゥ・ラヴ』!!
ディスクユニオン限定SLEATER-KINNEY Tシャツ付セット有!!!

劇的な再邂逅/再同盟、衝撃の音源発表!驚愕のライヴ・デビュー!セドリック/オマーによるマーズ・ヴォルタ以降が鮮明になる初のアルバム!



ANTEMASQUE / アンテマスク  (国内CD/Daymare Recordings)

★ディスクユニオン限定特典:ステッカー


劇的な再邂逅/再同盟、衝撃の音源発表!驚愕のライヴ・デビュー!
セドリック/オマーによるマーズ・ヴォルタ以降が鮮明になる初のアルバム!
フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)も全面参加!!

《disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart》 9/29~10/5

disk union Indie/Alternative Rock - weekly sales chart



集計期間: 2014/9/29~2014/10/5

1. WEEZER / エブリシング・ウィル・ビー・オールライト・イン・ジ・エンド
〈New!〉
2. SHELLAC / DUDE INCREDIBLE
 
3. OASIS / (WHAT'S THE STORY) MORNING GLORY? (REMASTERED) 
〈New!〉
4. TY SEGALL / MANIPULATOR
5. VASELINES / V FOR VASELINES 
〈New!〉
6. VASELINES / HIGH TIDE LOW TIDE (7") 
〈New!〉
7. BLONDE REDHEAD / BARRAGAN   
〈New!〉
8. V.A. (LES DISQUES DU CREPUSCULE) / クレプスキュール物語2014
〈New!〉
9. DRUMS / ENCYCLOPEDIA
10. ST CHRISTOPHER / FOREVERMORE STARTS HERE THE ANTHOLOGY 1984-2010
11. V.A. (STUART MURDOCH / BELLE & SEBASTIEN) / OST: GOD HELP THE GIRL
12. TALKING HEADS / BOSTON TEA PARTY
13. LIBERTINES / UP THE BRACKET
14. 2CELLOS / 2CELLOS 
〈New!〉
15. WAKE (NEW WAVE) / TESTAMENT (BEST OF)

16. HALF JAPANESE / OVERJOYED
17. TWEEDY / SUKIERAE
18. FRANZ FERDINAND / レイト・ナイト・テイルズ
19. TRICKY / ADRIAN THAWS
20. BILL PRITCHARD / TRIP TO THE COAST

〈New!〉…先週入荷!

SONOIO interview

  SONOIO interview

text & interview by 鈴木喜之
photo by Rob Sheridan 



ギター/ベース/キーボード/ドラム・パッドにテープ操作までこなし、もはやナイン・インチ・ネイルズのライヴにおける最重要メンバーとなった観もあるアレッサンドロ・コルティーニ。2月のNIN来日公演ではサポート・アクトとしての演奏も披露、エクスペリメンタルな電子ノイズを鳴り響かせていたが、アナログ・シンセの使い手としても特異な才能を発揮しているだけでなく、実は美しいファルセット・ヴォーカルで叙情的なメロディを歌う優秀なシンガーソングライターでもある。彼がソノイオ名義で2010年と2011年に発表した、双子的な性格を持つエレクトロニック・ポップの傑作2タイトル『ブルー』と『レッド』が、遅ればせながら日本でもリリースされたことを記念し、この2月に行なわれたアレッサンドロの貴重なインタビューを以下に掲載しよう。NINのファンなら必読なのはもちろん、エレクトロニック・ミュージック愛好者にも、ぜひチェックしてもらいたい。


●前回インタビューしたのは2009年になりますが、その後のことを順を追って聞かせてください。当時はモッドウィールムードでツアーもやって、引き続き活動を本格化させていくのかと思ったら、突然「ソノイオっていう完全に1人で作ったアルバムを出す」という話になって、ちょっとビックリしたんですよ。
「うん、以前にNINをいったん辞めた直後は、まだ自分が本当に何をやりたいのか分かってない感じで、他のバンドから一緒にツアーをしないかと誘いを受けたりもしたんだけど、次のステップとして何をすべきか考える時間が必要だった。やがて、当初はモッドウィールムード用のつもりだった新曲をブクラ200で作ってるうちに、もうバンドと一緒にやらなくても自立した曲になるように思えてきたんだ。すごくエレクトロニックな作品になりそうというか、ギターとかがなくてもいいんじゃないかとね。もう他の人間とは一緒にやりたくないっていうわけじゃないんだよ。モッドウィールムードは、ツアーの後もっとバンドになっていて、僕はメンバーのことをリスペクトしているから、もし彼らとレコードを作るのなら、事前に自分ひとりで完成させてしまった曲を彼らに渡して細かく指示するような方法はとりたくなかった。僕が基本のアイデアを持ち込んで、ふたりの意見を聞きながら作っていくのはありだけど、その時に作っていた曲は何か違うものに感じられたんだよね。すごくエレクトロニックなレコードになりそうというか、ギターとかがなくてもいいんじゃないかって」

●ブクラの可能性を独力で追求してみたくなってしまったわけですね。
「僕としては、ペレ(・ヒルシュトローム/ギター)やジェスパー(・クリステンセン/ドラムス)に『こういう曲を書いたからこういうふうに弾いてくれ』とか、何をどうするかの指示を出したくなかった。モッドウィールムードは、ツアー後もっと《バンド》になっていて、僕はペレのやることをリスペクトするし、ジェスパーがドラムでやることもリスペクトするから、もしまたモッドウィールムードとしてレコードを作るなら、事前に僕が完成させた曲を彼らに提示する方法はとりたくなかったんだよ。僕が基本となるアイデアを持ち込んで、二人の意見を聞きながら加えていって、3人で作っていくのはありだけど。でも、当時作っていた曲は何か完全に違うものに感じられたんだ」

●そのブクラを使った曲作りとは、どのようなものでしたか?
「古典的なタイプのシンセサイザーを使った曲作りは、僕にとって非常に新鮮な経験だった。以前までのスタジオでは、たとえばドラムの音がほしければドラム・マシーンを使うし、ベースの音がほしければ本物のベースを使ってもよかったわけだけど、ここでは徹底的にひとつのモジュラー・シンセサイザーを使うことにした。キック、スネア、ハイハット、ベース……と、あらゆる要素を1台の機材でやろうとすると、いろいろと制限が出てくる。一度に鳴らせる音の数とか、使えるサウンドとかね。そうやって作ると、ある特徴が出てくるんだ。すべてがひとつのマシーンから生まれるわけだからさ。ブクラで作ったキックの音は、TR-808のキックとはまったくの別物で、曲作りの段階から新しいものが出来る感触があって、すごく楽しかったよ。大きな手応えがあったのは“Not Worth Remembering”という曲が出来た時だった。このタイトルはすごくキャッチーで皮肉だと思ったね。聴くとすぐに覚えてしまって口ずさめるような曲なのに、覚える価値がないっていうタイトルが付いてるわけで、それって皮肉で面白いでしょ? ともかく2009年と2010年は基本的に、自分はソノイオをやる必要があるという事実を受け入れていく時期だったと思う。そして、このライティング・セッションから『ブルー』と『レッド』が生まれたんだ。ちょうどバークレー・ミュージック・カレッジのオンライン講座で《イントロ・トゥ・ダイレクト・トゥ・ファン・マーケティング》というクラスを受講していたから、まず『ブルー』を完成させて、それを自分でリリースしようと決めた。Topspin platformっていうデジタル配信のインフラを基盤に、Eメールをトラッキングできて、MP3を直接販売できるシステムで、CDやアナログの盤も販売できるっていう手法を使ったんだ。そして『レッド』を出した後、レディトロンが一緒にツアーしようと誘ってくれたんだけど、まさに理想的なシチュエーションだったね。全米を周る1ヵ月くらいのツアーで、すごく楽しかったよ」


●ソノイオとして行なったツアーについて、もう少し聞かせてください。
「そのライヴで自分のパフォーマンスをどうやるか考えた時、バンド・メンバーを雇うのは気が進まなかった。そもそも人を雇うお金もなかったし、僕はレディトロンのバスに乗せてもらってる身だから、他の人を一緒に連れて行くわけにいかなかったしね。だからアイデアとしては、できる限りヴィジュアル的に面白いものに、音楽は大部分をプレイバックにして、ヴォーカルをライヴで歌うっていう、基本的にそんな形でやった。“Enough”という曲のビデオでやったのと同じ感じで、音楽の大部分はMacBook Airのラップトップからのプレイバックで、MIDI lightsをプログラムして電球と照明が音楽と呼応するようにした。プログラムのやり方はNINと同じだけど、それをかなり小規模にしたものというか。でも、そのツアーが終わったとき、僕は疲れきってしまったんだ。空っぽの状態になって、新しいものを作る気力が無くなったから、しばらくは床に座ってマシーンをいじっていた感じで、そうやっているうちに『Forse』が出来たんだよ。あの、インストゥルメンタルのアルバムだ」

●そうだったんですか。ではその、2013年に個人名義でインポータント・レコーズから第1弾と第2弾が出た『Forse』について話してもらえますか?
「ブクラ200でソノイオの作品を作った後、また別の楽器をかなり長い間ずっと探し続けてたんだ。それはブクラ・ミュージック・イーゼルというシンセで、コンパクトなブクラ・モジュラーというか、モーグにとってのミニ・モーグみたいなものなんだけど、キーボードの代わりにタッチプレートがあって、指を多く置けば置くほど音数が増えて音量も上がるんだよ。1973年から1978年の間に20台くらいしか作られなかった機械で、探し出すのに5~6年かかったな。そして、やっと見つけて修理してもらって、2週間半その前に座って、3時間半くらいの音楽を作った。リリースするにあたっては幾つか希望してくれたレーベルがいて、ひとつはクランキーというところで、もうひとつがインポータント・レコーズだった。で、クランキーは興味を持ってくれたけど、編集して短くしたいと言ってきてね。僕としては編集を必要とする音楽だと感じてなくて、どちらかというと、家の掃除をしながらずっと流しているような、リラックスしたり、ゆっくりお風呂につかったり、長いドライブに出たり、そんな感じでしばらくの間ずっと聴いていられる音楽がほしいときにちょうどいいものだと思っていたんだ。反復するメロディが基本になっていて、音的にはあまり変化がない。うまくいきそうなプログレッションを見つけたら、それをリピートすることにして、ヴォリュームやフィルター、エフェクトなんかを変えて。同じコードやプログレッションでも、演奏のされ方によって印象が変わるものだと思うからさ。たとえばギター・コードだと、ナイロン弦で弾く時と、ディストーションをかけて弾く時と、同じコードでも違うサウンドになるようにね。まあ、そうやって『Forse』ができたんだ。で、インポータント・レコーズは編集したくないと言ってくれて、僕の好きなように、幾つかに分けてリリースしようと言ってくれた。それで3タイトルに分けてリリースをすることにしたんだ。デジタル配信と、LP2枚組の限定盤が500枚。去年出たヴォリューム1とヴォリューム2のアナログ盤はもうソールドアウトになっていて、ヴォリューム3は今年中にリリースされる予定だ。そして、第3弾のアナログも売り切れたら、3枚組のCDをリリースするつもり」

●では、『Forse』を作って以降のことを教えてください。
「その後、というと、2012年になるわけだけど、2011年の時点でトレント(・レズナー)とまた連絡をとるようになっていて、結果的にハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズに関わったのと、それからテレパシーというバンドのリミックスも一緒にやった。僕とトレントとアッティカス・ロスでね。それから、トレントがNINでまたツアーに出るつもりだと聞いたから、『もしこれからのライヴでは前と違うやり方をするつもりでいるなら、つまり、同じことの繰り返しが少なくなるようだったら、僕も参加したい』と伝えたんだ。というのも、最初にNINを辞めようと決めたのは、毎晩同じことをしているように感じていたからで。あと、僕が参加した時点のメンバーで、まだバンドに残っていたのは僕だけになって、他のみんなは外されたり辞めたりしていたこともあったから、2008年にはもう楽しくなくなっていたこともあるけどね。でも話をしたら、トレントも今度のツアーは違うものにしようと考えていて、実際今のところ、前とはかなりの変化を感じてるよ。そういうわけで、2012年の終わりから2013年にかけては再びNINの年になって、それからハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズに参加できたのも最高だった。楽しかったし、NINに戻る準備としても理想的で、新しい機材を試すチャンスにもなったよ。前回のツアーとは違うやり方ができるんだっていうことも実感できた。NINよりもっとエレクトロニックなのも面白かったね。NINには、エレクトロニクスとロックの、そして人間とギターやドラムとの最高のバランスがあると思う。ハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズは、もっとインスタレーション的というか、ライヴを観ると、エレクトロニック・ミュージックが流れているアート・インスタレーションみたいに見える。ドラマーもいないし。それができたのは、とても楽しかった。コーチェラにも出演して、それから週末を挟んですぐにNINのリハーサルが始まったんだ。だから長い間ノンストップで走ってきた感じがする」

●今回のNINのツアー準備は、どんな様子だったんですか?
「これが結構ハードだったんだ。かなり流動的な事態になったからね。当初はエリック・エイヴァリィがベースで、エイドリアン・ブリューがギターだった。エリックは前の契約があったから、ツアーが延長したときにそんなに長く参加できないとわかって、かなり早い段階で脱退せざるをえなくなって。で、エイドリアンはちょっとがっかりだったというか……僕達と同じくらいの本気が感じられなかったというか、細部へのこだわりがなかったと言っておこうか。たとえば、僕は毎日、朝の9時から深夜までリハーサルに行っていた。ときには午前1時までかかったりもしたよ。でもエイドリアンは、僕達ほどには労力を注がなかったというか、考え方が違ったというか……。NINはバンドであり、仕事であるわけだけど、ある意味能率的なマシーンだとも言えるから、ちゃんと自分の仕事をしていなければ、他の人と交換されるんだってこと。そうあるべきなんだ。友達だから一緒にやる、とかじゃないわけで」

●なかなか厳しいですね。
「僕は、このバンドに参加することによって新しい表現方法を探ることができるのは恵まれてると思う。トレントの音楽を解釈する新しい方法を見つける、つまり、アルバムとまったく同じではない、違ったやり方で作り変える方法を見つけ出すこと。それが僕の目標だとトレントはわかってると思うよ。僕はNINのライヴで、自分を見せるためにいるわけじゃなくて、NINの音楽をアルバムとは違う方法で見せるためにいるんだ。トレントはボスとして最高だよ。すごく奇妙なことを思い付いても、いいサウンドである限りは、やってみようってことになるからさ」

●例えば、今回のツアーでは、あなたはどんなことを新たにやっているのですか?
「僕が使ってるのは最新の機材だと思うかもしれないけど、実は小さな4トラックのカセット・レコーダーなんだ。古いタスカムみたいなやつだよ。それでループをレコーディングしたテープを再生しながら、手でフェーダーを動かして、各トラックを出し入れするっていう。それを“ハート”でやったんだよ。すごく表現豊かにできるんだ」

●そういえば昨晩のライヴで、カセットテープをフロアに投げてましたよね。
「うん、あれは4チャンネルになっていて、“ハート”のパイプみたいな音のコーラスは4コードだから、基本的に1コードにつき1チャンネルをあてがって、それをフェーダーの上げ下げによって入れ替えているわけ」

●はああ、どうしてまたカセットをライヴで演奏しようなんてことを思いついたんでしょう?
「それには理由があるんだ。コントロールがしやすいんだよ。それぞれのトラックがマニュアルでコントロールできて、音をパンするのも簡単。手でゆっくり操作して、オートメーションみたいに聴こえるけど実際は手動でやってるという。ドラムの音をダークにしたければ、ハイエンドをオフにするかダウンさせて、もっと轟音にしたければローエンドをオンにすればいい、各トラックにイコライザーがついているからね」

●なるほど。
「LAに古いカセットを一袋20ドルで売ってる店があって、リーバ・マッキンタイアから、眠るときに聴く音楽とか、ヴォーカル・テープまで、あらゆるものが入ってるんだけど、それを買ってきてテープを作ったんだよ。最初に作ったカセットは“ハート”用のものだった。まだテスト段階で新しいカセットを持ってなくて、車の中に『ブロークン』のカセットがあったから、それにセロテープを貼って録音できるようにして、上から録音したんだ。で、そうやって作ったテープの予備を4つ持ってきていたから、1つをオーディエンスに投げたんだよ」

●そのテープがよれてきちゃったからとか?
「いや、笑顔でこっちを見て僕の名前を呼んでる人がいたから、テープをあげようと思っただけだよ。メガネをかけた男の人だったと思うけど。メガネかけてる人ってあんまり見ないから、メガネの人には共感するんだ」



●では、ちょっと順番が逆になってしまいましたが、ハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズでどんなことをやったかについても教えてもらえますか?
「トレントのスタジオに招待されて、マシーンのひとつをいじっていた時にループを作ったんだけど、それが曲のベースに使われることになり、結果的に“ウィー・フェイド・アウェイ”になった。作曲者としてもクレジットされてるよ。それから、“The Space In Between”のリミックスもやったけど、トレントに送ってたはずが、メールがどこかに行っちゃったかなんかで、彼は聴いてなくてさ。で、その後マリクイーンに同じのを送ったら彼女が気に入ってくれて、僕のヴァージョンをライヴで演奏するようになったんだ。すごく嬉しかったな。そこまで認めてもらえるのは光栄なことだし、それに、アラン・モウルダーにミキシングしてもらったのも嬉しかった。自分のリミックスをアラン・モルダーにミキシングしてもらえるなんて、僕にとっては一大事だからね(笑)。ライヴでは、そう、主にベースを弾いていて、あとはナグラ・テープ・レコーダーを持っていて、テープ・ループも操作した。ここ数年の僕は、『The Disintegration Loops』という4枚のアルバムでも知られているウィリアム・バシンスキーというアーティストに刺激を受けていてるんだけど、彼がテープ・ループを使う人で、レコーディングした2つのテープ・ループをミックスしてすごくいい音楽を作り上げるんだ。『The Disintegration Loops』は、基本的に古いテープ・ループのアーカイヴをコンピューターに取り込んだもので、大好きなんだよね。バシンスキー本人に会ったこともあるけど、素敵な人だったよ。彼には本当に大きなインスピレーションを受けた。テープは実際に触れることができるわけで、たとえばテープ・ループに指を入れてテープを引っ張ると大きくなったり、テープがゆるむとそこだけ音が鳴らなくて穴が開いたようになったりする。そういうのをハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズのライヴでもたくさんやったんだ。NINで使ってるカセットも基本的に同じ発想だよ」

●なるほど。それでは、NINの最新作『ヘジテイション・マークス』についてはどうですか。以前には『ゴースツ I - IV』というアルバムにも参加しましたけど、何か違いはあったのでしょうか?
「まず実際の作業時間で言うと、『ヘジテイション・マークス』よりも『ゴースツ』の方が長かった。『ヘジテイション・マークス』は、僕が入ってきた時には、もう制作が始まってからだいぶ時間が経っていて、大部分がすでに出来上がっていた感じだったんだ。実際すでにリハーサルを始めていたくらいなんだけど、それでもトレントは一緒にやりたいと言ってくれて、オープニングの“イーター・オブ・ドリームス”を作ったよ。あれはアルバムのイントロとしてすごく面白いよね。『ゴースツ』ではもっと毎日スタジオにいる感じだった。ひとつの曲を作って、出来上がったら次に取り掛かる、というのを毎日続けていって、36曲のうちの8曲に関わったんだ。『ゴースツ』は、僕のNIN時代の中でも特に気に入ってるよ。というのも、僕にとっては、スタジオでもライヴでも、ミュージシャンとして満足できる環境だったから。ギターを弾くにしても、興味深いサウンドを思い付くことにしても、僕の意見は高く評価してもらえた。それはもちろん『ヘジテイション・マークス』でも同じだったから、あのアルバムへの自分の貢献も誇りに思うけど、『ゴースツ』は、まさに僕の人生の一時代だったんだ。それに『ゴースツ』には強いステートメントがあったというか、すべてインストゥルメンタルのアルバムで、トレントがレーベルなしでリリースした最初の作品だったし、いろんな意味で『ヘジテイション・マークス』とは違うよね。『ヘジテイション・マークス』は、すごくしっかりしたアルバムで、もっとこう、NINの歴史における続きの一章だという感じがする」

●わかりました。そして、2013年のフジロックを皮切りに、まず5人編成でのツアー、それからアメリカ本国で8人編成のツアー、そして今回4人のツアーと続いていますが、現状までの感想を教えてください。特に大変なのは、たとえばどんなことですか?
「個人的に、NINをやっていて最もハードなのは、新しいアルバムをフォローするツアーが始まる前の数ヵ月だね。新曲をライヴでやるにあたって、どんな機材を使用するのかを探っていく段階が一番キツい。今回のツアーでも、何を使うか決めるのには長い時間がかかったんだ。各メンバーが、どの楽器をどうプレイするか決めていって、1週間くらいリハをやってみてから全部間違いだと気付いて最初からやり直す、みたいな感じで、やり甲斐もあるけど、とても時間がかかるんだよ。ジョシュ・フリースが……あ、ジョシュ・ユースティスか。ジョシュが多すぎるよ(笑)。アレッサンドロはそういないけどね。ともかく、ジョシュがツアーの最初に入ったのは、具体的な需要があったから。まずは新作『ヘジテイション・マークス』の再現をメインに考えたから、ついにはバックグラウンド・シンガーが2人いて、ピノ・パラディーノがベースでって感じでミュージシャンを増やしたりもしたわけだけど、当初の段階でそれをこなすには、それだけのことをやれる才能のある人が必要で、そこではジョシュが完璧だった。でも年が明けてからは、同じプロダクションでライヴを続けないことはわかっていたから、メンバーを絞ることになったんだ。あと、ツアーが始まってからの編成の変化について言うと、僕に関しては、バンドの中の役割が変わっても、自分のセットアップを使ってこなすことができる範囲だったんで、そんなに大きな問題はなかったね。たとえば現時点のラインナップでは、これまでの5人編成と8人編成の時よりもベースを弾くようになったけど、僕にとっては楽なものだったよ。普段ギターをプラグインするところにベースを繋げばいいだけだったからさ。ベースはハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズで使ったのと同じだったし、すごく簡単だった。あとは自分が弾くパートを覚えるだけのことでね。ギターについても同じで、これまでと同じジャズ・マスターに、幾つか追加をしただけで済んだ。日本に来てすぐ、お茶の水で新しいジャズ・マスターを買って、もう昨日と一昨日のショウでも使ったよ。とても美しいギターで、すごく気に入ってる。NINにはあんまり似つかわしくないかもしれないけどね(笑)」


☆『レッド』収録曲 ‘Enough’ PVはこちら!



☆発売中☆
  
SONOIO / ブルー                         SONOIO / レッド


☆また、次作からの新曲PVも公開されました!

SONOIO - THANKS FOR CALLING from Alessandro Cortini on Vimeo.

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